2015年、明けましておめでとうございます!「らくらくライブネット」のホームページにブログの機能ができたので、これからときどき書かせて頂きます。
今回のテーマは「目覚め」
私が精神世界という言葉を知ったのは、1970年に上京してからですから、かれこれ40年以上たちます~その精神世界(スピリチュアル系)で言われてきたのが、人類は目覚め始めたということです。
目覚めというと、眠った状態から起きるということです。ということは、人類も眠りから覚めるということですね。でも、眠っていた状態が何で、起きるとどういうことになるかはあまり説明されていないように思います。
そして、アセンション(次元シフト)もブームです。
われわれ肉体を持つ人間が、3次元から5次元に次元上昇する話です。そもそも、私たちは既に3次元空間と時間を足した4次元空間にいます。それが5次元になるとどうなるのでしょうか?
チャネラーの方たちは、肉体がライトボディ(光の身体)になるとも話しています。また、今の争いごとの多い地球と平和に満ちた地球の、二つの地球に分かれてしまうようです。
どうも、スピ系の方たちは「現在を否定して、未来に希望を持つ」傾向があるような気がします。今の地球は環境が汚染されていてダメだから次元上昇しなきゃ、今の人類は眠っていて戦争ばかりしているから目覚めなきゃ…などなど。否定された今の人たちは悲しい気持ちになりますね…。
デトックス理論的に考えると、目覚めるとか、次元シフトとかいうことは「梵(ブラフマン)が自分を思い出すプロセスに入った。」ことを表現しているのではないかと思います。
「神との対話」にも記されているように、神(この神はハイアーセルフという宇宙意識の事を自覚している存在だと思います。宇宙意識の事をデトックスでは梵と表記します)が、人間を作った際に神が自分が梵であることを忘れたとなっています。
梵は、時間と空間が未分化の状態の存在です。そこから現象を作るときには二元対立というヴァリューセットで行います。易では太極(これも梵の別表記です)から陰と陽というヴァリューセット現れるといってますし、物理学では真空場から粒子と反粒子が対発生するともいいますね~
人間は数百万年の間、自分が梵であることを忘れて人生を体験してきたわけです。(もちろん少数ですが、釈迦やキリストに代表されるように、思い出した人もいました。)
このたび、梵は全宇宙的に自分を思い出すことにしたのではないでしょうか?
梵が、いったん自分を忘れて再び思い出すプロセスを芝居の幕に喩えると、第一幕→幕間→第二幕と展開される、
「 宇宙覚醒ゲーム」という仮説が立てられます。
まず第一幕では、梵が自分の中で一体だった時間と空間を分離します。人間も含めた宇宙の現象は、全て時間と空間の両方に規定されて出来上がっています。
ある時間とある空間によって作られるのが名前(名称)ですから、それを物ごとのアイデンティティとみれば、第一幕のモノも人間もアイデンティティが強い、つまり個体という意識が強いということができます。(個体モードと呼びます)
時間と空間による規定はまた科学法則の世界でもあります。ですから時間と空間の分離がはっきりとした第一幕は、法則にがんじがらめに束縛された舞台であるといえるでしょう。
法則がきついということは、物ごとを自由に実現することが難しくなり、人間で言えば自分の夢を叶えるためには努力と根性で頑張らなければならないということでもあります。個体モードでは自分意識が強いため、自分の力だけでものごとを処理しなければならないからです。
第一幕を表すキーワードは、「個体モード」「時空分離」「忘れる」「縛法則」ということができるでしょう。
それが幕間に入ると、梵は自分を思い出し始めます。すると、時間と空間が再び融合し始めるのです。つまり、法則の縛りが緩くなり流動化します。
幕間のキーワードは、「関係モード」「時空融合」「思い出す」「脱法則」に変わります。スピリチュアルな表現で言う「目覚め」とか「アセンション」とは、幕間での出来事を指しているではないかと考えます。
この場合の目覚めは、人間個体の話ではなく宇宙全体の目覚めが個人に波及することだと思います。また、アセンションは、次元上昇というよりは肉体からエネルギー体へのシフト、つまり人間の体の微細化が始まるという事だと考えます。
時間と空間が融合して個体モードのアイデンティティが緩んでくると、人は自分の力だけでものごとを処理しなくなります。人や自分の外にある仕組みや人の力を借りようとするので、それらとの関係がとても大事になります。(関係モードと呼びます)
最近の子供達や若い人がスマホなどを使ったコミュニケーションに関心が高いのも、インターネットの操作に慣れてきたのも同じ理由だと思います。
また、第一幕では法則の縛りがキツくて出来なかった超能力的な行動もやり易くなります。魔法のような奇跡もこれからは当たり前の世界になってくるでしょう。
第二幕がどのようになっていくかは、また書きたいと思います。