昭和の時代は、資本家の時代でした。
大きな資本で大量生産をして、世の中を廻してきました。

平成に変わり、情報やインターネットを上手く使いこなした人が大きな影響力を持つようになりました。

次の時代は「生活者のニーズを見つけた人」が中心となって家庭と大企業をつないでいく時代になっていきます。

私たちの生活にはいろんなジャンルがありますが、それぞれの場面に応じて「こうしたい」や「これが欲しい」といったニーズがありますよね。

そのニーズは完璧に満たされているでしょうか？

「こうしたいんだけど、ピッタリなものがない」
「これを持ってるけど、使いこなせてない」
「必要なものは持っているけど、何か満足できない」
という感じではないでしょうか。

ものがなかった時代にはモノが手に入れば満足できました。
しかし、今は「困っているわけじゃないから、まあ、いいか」という感じです。
満足いくもの、ぴったりするものは「ない」という感覚があります。
今ある商品・情報・サービスに、人間の側が合わせていくのが当たり前で、例えていうと「足を靴に合わせる」という感じです。

この感覚が今までの生活のあり方、言ってみれば「生活スタイル1.0」です。

ものがない時代は企業優先の時代でした。
企業はある程度満足できるものを提供してくれたので、任せていれば良かったし待っていれば良かった。
しかも昭和の時代には、私たちが欲しいものがハッキリしていたので、企業もそれをどんどん創ってくれていました。
三種の神器といわれた車、クーラー、カラーテレビを筆頭に、洗濯機、冷蔵庫、電子レンジ、ビデオデッキ、ステレオ･･･などなど。
あれもこれも欲しかったので「持っている」ことで満たされた気分になれました。

しかし、平成の今はほとんど全部持ってますよね。
さらにパソコンや携帯電話などは、複数持ってる人も少なくありません。
でも、何か物足りない感じが蔓延しています。

必要なもの・不便さを解消するものは大体揃ってるけど、さらなる快適さ・便利さを満足させてくれるものがないんです。

例えば靴を選ぶとき、デザインは気に入ったけど、欲しい色がなかったり・・・
デザインも色も気に入ったけど、サイズがフィットしなかったり・・・
色も気に入ってサイズもピッタリだけど、デザインの一部がどうしても気に入らなかったり・・・

かゆいところに手が届くような
「これが欲しかったんだよ～」や「そんなことが出来ちゃうんだ～」
といった商品・情報・サービスがあまりないんです。

ここ数年、昭和三種の神器のひとつ、カラーテレビを作っていた会社が軒並み苦戦しています。
会社を傾けてしまうほどの大赤字に陥っています。

それは何故でしょう？

私たち生活者（以前は消費者と呼ばれていました）のニーズが全く見えていないからです。
生活者のニーズを観ずに、思い込みの中で商品を作り続けているからです。

しかし、企業側が生活者のニーズを観ようとしてもみることは難しいでしょう。
なぜなら、生活者自身がニーズに気付いていなかったり、それを明確に表現できないからです。

もし、私たち生活者が細かいニーズを明確に表現できたら、その情報を企業はノドから手が出るほど欲しがるはずです。

「そんなことが出来ちゃうんだ～」
「これが欲しかったんだよ～」

そんな商品・情報・サービスに囲まれて、かゆいところに手が届くような快適さで生活する。

これが新しい生活のあり方、言ってみれば「生活スタイル2.0」です。

自然や人間に優しくて、心の底から満足できるような生活スタイルを実現するために、生活者の「こうしたい」や「これが欲しい」といったニーズを明確にする活動をしています。
講座というよりも、生活者ニーズを発見していくミーティングのようなものです。

これまでに、以下のテーマで検討してきました。
参加者の皆さんでゼロサイクルという手法を使ってニーズを洗い出す試みをしました。

• 飲食店
• 音楽
• 主食
• 美容
• 睡眠
• 仕事
• 恋人
• 掃除
• ヘアケア用品
• ギフト
• インターネット商品
• テレビ番組
• 空間装飾

その結果、今まで気づいていなかったニーズも見えてくるようになりましたし、具体的に企業を巻きこんで商品化できそうなものも見えてきました。

現在の生活スタイル2.0はこの段階にあります。

次のステップは実際に商品化する段階です。
自分たちで商品化することもあるし、企業とコラボすることもあります。

この段階では「生活者のニーズ」という情報がお金に変わることを体験していきます。
つまり、日常生活の中で自分が興味のある分野でニーズを発見していくことが生活の糧にもなるわけです。

そのもとになる生活のニーズを観て世の中にフィードバックしていくことが、生活スタイル２.０なのです。

こういうことにご関心のある方は、どしどし参加ください。

生活スタイル2.0

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