RAワーク

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RAとは

RA(Reality Art:リアリティ・アート)は、RE(リアリティ・エンジニアリング)と双子の関係にあるコンテンツです。

REがコード(言葉)の世界を扱うのに対して、RAはモード(感性)の世界を対象にしています。
ただ、感性は表現することや伝えることが難しいので、言語化し難く目に見える形にし難いものとされてきました。

音楽・芸術(絵画、彫刻、陶芸、舞踏など)・スポーツ・武道など、身体を使って表現する世界は全て以心伝心という分析不可能と思われてきた世界です。

しかし、どんなに目に見えない世界にも「法則」は働いています。
RAは「アートのジャンルを法則化して誰にも分かりやすく表現し、いつでも無理なく一定の成果を出すこと」を目的にしたものです。

このように目に見えない「法則」を可視化してゆく事を「モードの見える化」と私達は呼んでいます。
一見複雑そうに見える法則を時間的要素・空間的要素・男性的要素・女性的要素などの視点で分解してゆく手法です。

アートやファッション、その他多くの作品や私達もこの要素(オプション)とその組み合わせ(リミックス)で出来ています。
観察していくと複雑そうな「法則」の中に、様々な要素と、それらがどう組み合わさっているのかが観えてきます。

匠(たくみ)と言われている人たちが表現する中に、法則が見えてきたり、ヒット曲と名画の共通点なども見えてきます。
男性の中にも女性的要素があり、女性の中にも男性的要素があります。

この「見える化」の対象は作品だけでなく、能力や才能そして魅力といった目に見えないものにも適応できます。
「あの人は才能あるよね」とか、「あの人にしか出来ないよね」といったものも、観察 → 分解 していくことにより、「あの人はこんな視点でものを見ていたのだ!」という発見もあります。

こうして、観察からみえてきたことを分解し再構築することで、新たなものを生み出していくことも出来ます。

RAワークとは

リアリティアート・ワークショップでは、以下の3つを中心にワークを進めていきます。

1・モード(感性)の “ 見える化 ” のワーク
2・変性意識状態(フロー状態、ゾーンに入った状態)での表現
3・観察・表現のブロックの自覚と解除

1・モード(感性)の “ 見える化 ” のワーク

目に見えないモード(感性)の領域を可視化していきます。

1)「時空の見える化」
世界中のアート作品や造形物・建造物などの写真を、時代・国ごとに振り分けていき、それぞれの特徴を参加者で洗い出すことで、時間的要素と空間的要素の関係について検証しました。
2)「対極の見える化」
雑誌の切抜きを使ってコラージュをつくり、男性的なものと女性的なものに振り分け要素を洗い出すことで、男性要素と女性要素の関係について検証しました。
3)「味覚の見える化」
様々な形のおちょこで水を飲み比べ、形による味の違いなどのを検証をしました。
4)「身体感覚(感情)の見える化」
二人一組になり、今ある身体の感覚について聴いていき絵画にするインナーワークを行い、身体感覚について検証しました。

2・変性意識状態(フロー状態、ゾーンに入った状態)での表現

心理学者チクセントミハイ氏が提唱している「フロー理論」を、実践を通して体験していきます。スポーツの世界などでは「ゾーンに入る」などとも呼ばれている状態です。

元ソニー上席役員、天外伺朗さんの「フロー経営」や、天外さんから学んだ「フロー経営」をサッカーに取り入れた岡田武史元サッカー日本代表監督の話も有名です。

フロー状態に入ると、取り組んでいる事に深く没頭し高度なスキルを発揮しているけれど、力が入っていない楽な状態で、その事を楽しんでいる状態となります。

“無我夢中”・“我を忘れる”といった感じです。
周囲との共鳴もよくなり、他を巻き込んでいく状態になります。

また、何かに導かれるように答えが降りてきたり、パスを通すルートが観えてきたり「まるで流れ(フロー)のなかにいるようだ」と語られることがあります

コラージュや絵画、発声などを通してビフォーアフターでフロー状態を体験・確認してゆくのもこのワークショップの特徴です。
時にはパーカッションとシンセサイザーと踊りのアドリブセッションに発展した時もありました。
それを観ていた皆さんとフロー状態での表現がどんな印象だったのかをシェアしてもらいました。

3・観察・表現のブロックの自覚と解除

モードを見える化をする、といってもそう簡単ではありません。
偏ったものの見方や固定概念といったものが、要素分解をするときの邪魔になります。
いわゆる色眼鏡で見ている状態です。
これが「観察(入力)のブロック」です。
自分にとって都合の良い見方をしていることがほとんどで「きっと◯◯だ!」とか「多分◯◯に違いない・・・」という感じです。

また“木を見て森を見ず”といった、物事の一部に気を取られて全体を見失うこともあるでしょう。
“鹿を追う者は山を見ず”とは良くいったものです。
この色眼鏡が「観察(入力)のブロック」となります。
この偏った状態では対象物の要素はクリアに観えてきません

また表現をするときの抵抗・執着などからくる「表現(出力)のブロック」もあります。
「きっと◯◯に違いない!!」という過度の決めつけや「受け入れてもらえるはずがない・・・」などの諦めなども「表現(出力)のブロック」です。
相手が受け取れないような表現方法や過度な情報量も、相手に伝わらなければ「表現のブロック」になります。
ブロックは「入ってこない・伝わらない」結果を生みます。
どちらのブロックも育った環境や人間関係、感情の抑圧などから形成されてきたものです。
ブロックの自覚とブロックを外すことで、よりフラットでクリアな物の見方や豊かで適切な表現が出来る状態を構築します

また、この「心のブロック」によって、本来の自分の魅力や才能にも抑圧して気づかないでいます。
魅力や才能は探して身に付けるものではなく、実は「既にある」のです。
ブロックが強い間は「既にある」などとは思えませんが、ブロックが緩んでいき、気がつけば「あった」事を実感します。
これは何人もの方が体験しています。
今までの人生に全くの無駄が無かったことにも気づくでしょう。
これにはRAワークのベースとなっている「心のデトックス」がとても重要になってきます。

このようにRAワークは、アーティスト・スポーツマンなどをサポートするプログラムであり、理論と実践を繰り返しながら、ご自身で身に付けていく事のできるワークショップです。

これまでに取り上げたテーマの一部をご紹介します

  • 音楽の法則化
  • フローとは
  • コラージュ1(フロー体験とビフォーアフター)
  • コラージュ2(アートにおける男性性と女性性)
  • 色と音(色彩論と音楽リミックス)
  • デザイン(時間・空間による解析)
  • インナーワーク(身体感覚の描画)

RAワークフォロー会について

ワークショップで学んだことを日常で実践してゆく中で、気付きや疑問などを皆さんでシェアし合います。

参加者同士のフィードバックや、他人の体験から様々な気づきを得ることもできます。

シェアが進んでいくうちにフロー状態を体験することもあります。
これは参加者同士の “心のブロック” が外れ、相手との境界が無くなることにより「共鳴」が起こりフロー状態になります。
この「共鳴」している時の感覚を体験することが、フローを実践してゆく上で貴重なバロメーターとなります。

また、作品の発表や実験的演奏会などを行うこともあります。

(フォロー会詳細は、対象のワーク参加者のみへご案内をさせていただいております。詳しくはお問い合わせください)

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